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【18.12.19】小学校普通教室のエアコン工事費、電気関連の補正予算が可決

小学校普通教室のエアコン工事費、電気関連の補正予算が可決



 12月議会の初日に小学校普通教室のエアコン工事費の補正予算
が上程されました。電気関連工事が想定より増額となり、入札や工
期を考えると急ぎの対応が求められるということで、即日で委員会
審議も行い、可決となりました。
 9月議会で設計委託費が可決された段階では全体で1億円から1
億5千万円と見込まれていた事業費が、実際に設計してみると電気
関連の工事だけで3億5千万円と大幅に増額することがわかり、委
員会ではその内容について質問が行われました。
 市の答弁では各小学校に現在設置されている変圧設備は一部を除
くと耐用年数を大幅に超えていて、エアコン使用による消費電力増
加分の設備追加ではなく、交換が必要な状況であること。また、現
在の安全基準に準拠するため、安全柵や設備の土台を作り直す学校
もあることから大幅に費用がかさんだということがわかりました。
 私は、金額とともに工事のボリュームも増えていることから、来
年の夏に使用できるように春休み中に概ね工事を行えるのか心配で
質問をしました。市の回答は「一部土木も伴う工事になることや元
々、エアコンなどの設備を付けることや追加で配線することを考え
ていない建物への工事なので、今の段階で春休み中の工事完了は無
理なようだ。4月末の10連休や土日を使うことも考えないと」と
いう趣旨でした。かなり切迫した状況にあると思い、暑くなる前に
使えるようにしてほしいことを要望して賛成しました。


大本には国や県の乏しい教育予算が

 もう一つ、エアコンの出力設定を変更したことも増額の理由にな
っているのですが、私は9月議会の一般質問で「既に設置されてい
る図書室のエアコンと同じ基準のエアコンを」と求めたので、その
点についてはむしろ1億5千万円よりももっとかかるのではないか、
むしろもっとかけてほしいと考えています。
 こうした学習環境の改善について、今年6月議会で審議した豊明
小学校の漏水修繕についてもそうなのですが、学校の設備に対する
税金のかけ方が乏しいことが大変問題だと思います。日本は34の
OECD加盟国の中でGDPにたいする公財政教育支出の割合が最下位
で、欧米は20〜30人学級が当たり前なのに対し日本は35人以
上のまま。愛知県にしてもこども一人当たりの教育予算が全国最低
水準で、高校への進学率もほぼ最下位です。
 本当によい教育環境を整備するためには豊明市だけの議論に終わ
らせないことが大事です。日本共産党は大規模港湾開発やリニア新
幹線、5兆を超える軍事費のなどを削減し、国と県の税金の使い方
を変えて教育環境の整備を目指しています。来年の県知事選挙と参
議院選挙でみなさんとともに政治を変えてゆきます。

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