活動日誌−活動日誌
【19.09.18】ワクチンの助成で痛みのある帯状疱疹を防ごう
ワクチンの助成で痛みのある帯状疱疹を防ごう
一般質問では帯状疱疹の予防についても取り上げました。日本共
産党では毎年各種予防接種(肺炎球菌ワクチンなど)の助成制度を
拡大するよう要望をしてきましたが、帯状疱疹については助成を求
めたことがありませんでした。しかし、ここ何年か帯状疱疹にかか
った年配の方の話を聞くことが多くなったことと、制度が変わり予
防接種が行われるようになったので市に助成制度を作ってはと提案
しました。
50歳以上が対象のワクチンは全額自己負担
帯状疱疹は子どものころにかかりやすい水痘(みずぼうそう)が
大人になって発症するもので、小児ワクチンなどでできた免疫機能
により体に封じ込められたウイルスが、ストレスなどで免疫機能が
低下し発疹します。早期に発見・治療しないと痛みが1年以上続い
たり、神経麻痺が起こることもあるためワクチンによる予防が推奨
されています。しかし2016年から50歳以上に適応された水痘
ワクチンは全額自己負担で、8000円のものと1万6000円の
ものですから年金生活の方だと大きな負担になります。ただ、米国
の試験では51パーセント発症を減らし、神経痛への移行も66パ
ーセント減らしたという報告もあり、大きな効果が見込めるので市
独自の助成をと求めました。
新たなワクチンの開発も進んでいる
市の回答は「生ワクチンは免疫不全者に接種できないことや免疫
の持続時間が明らかでないことなどの課題があり、有効ではあるが
評価については議論が必要であり、市独自の助成は考えていない」
ということでした。しかし、免疫不全者には必要な一部のウイルス
だけを取り出した新型ワクチンも開発されているし、名古屋市では
2020年3月から半額助成が始まることも紹介し、改めて助成を
と求めました。市は「隣の名古屋の制度については注視したい。抽
出型ワクチンに関しても確認をする」としながら、公的な助成につ
いては有効性の検証も経てから、と回答しました。
残念ではありますが、50歳くらいから発症し、80歳までに3
人に1人がかかるともいわれている帯状疱疹なので、住民の皆さん
の世論の後押しもいただいて助成を実現したいです。よろしくお願
いします。