活動日誌−活動日誌
【19.12.04】子どもの虐待を生まないように
子どもの虐待を生まないように
今年も虐待により子どもが亡くなるという痛ましい事件が起こり
ました。悲しみとともに「助けることができなかったのか」と、教
育委員会や児童相談所の対応に怒りの声もあがりました。一方、私
は普段の対話から児童相談所がどんな機関か等、子どもの虐待を担
う行政についてあまりよく知らない住民の方がいると感じていまし
た。住民通しのつながりを通じて子どもや保護者が孤立しない社会
が作れることと、児童福祉の行政について市民的に認知が進むよう
に一般質問をしました。
児童相談所はどんな機関か
児童相談所がどんな機関かについては「市町村と連携をはかり子
どもに関する相談に応じ、子どもや家庭に援助をして福祉・権利を
擁護する機関で道府県と指定都市に設置義務があり、2004年の
法改定で政令市にも配置が可能になった」、役割については「相談、
一時保護、措置、市町村援助」と答弁がありました。
豊明市では子育て支援・児童福祉の職員が児童相談所の援助を受
けながら、支援の必要な家庭への対応は協議会を設置して実務者の
会議も開いているとのことですが、平成30年には一時保護が必要
な事例が5件あり、児童相談所に寄せられる相談件数は増加傾向。
そもそも虐待が起こらないように妊娠期からの切れ目ないサポート
体制の強化が課題のようです。
これからの課題は
市の相談業務には専門職の職員を配置し、子ども家庭総合支援セ
ンターも令和4年までに設置することが求められている等、子ども
と保護者への支援体制はさらに強化されてゆくと答弁がありました。
これからは社会全体で子どもの権利を守るという方向に進むにあ
たって、生活の支援もしながらなんでも相談できる人がいることの
重要性を指摘する専門家もいます。唐竹小学校跡地の子育て支援施
設にはこどものことが相談できるし、協力する住民もつながれるよ
うなものにしてほしいと求めました。